Home 日本の食の未来をたずねて。 メッセージ
イベント詳細/レポートイベントレシピ一覧地元の味をいただきます
 
イベントリポート
西村知美さんと立松和平さん
 
シンポジウム「未来につなぐ農のチカラ」(東京都)
イベント詳細  
日 時
会 場
11月17日(土)13:00〜16:00
よみうりホール(東京・有楽町)
 
  第一部「安全で豊かな食を守ること」
    講 師 本山 直樹
(千葉大学大学院園芸学研究科教授)
    ゲスト 西村 知美
(タレント)
   
  ■第二部パネルディスカッション  「ふるさとの景観は守れるか〜持続可能な農村をめざして〜」
    パネリスト 岸 ユキ (タレント)
鈴木 宣弘(東京大学大学院農学生命科学研究科教授)
立松 和平(作家)
山崎 洋子(NPO法人田舎のヒロインわくわくネットワーク代表)
合瀬 宏毅(NHK解説委員)
  ■メディア情報 シンポジウムの詳細は、以下の各メディアで紹介される予定です。
  12月8日(土)8:30〜9:00 BS日テレ 食と地域を考えるフォーラム 安全で豊かな食を守ること
  12月16日(日)18:00〜19:00 NHK教育テレビ ふるさとの環境と景観は守れるか〜持続可能な農村をめざして〜
  12月30日(日) 読売新聞 特集紙面
イベントレポート

開催!

  展示パネル
食と地域を考えるフォーラム委員会では、11月17日(土)、東京有楽町のよみうりホールでシンポジウム『未来につなぐ農のチカラ』を開催し、会場一杯のおよそ1,000人の入場者の皆さんとともに、「食の安全」や「農村の現状を踏まえた農業のあり方、その未来」を話し合いました。
食と地域を考えるフォーラム委員会の活動内容を写真展示。
満員の客席 大人気!ふるさと野菜 また、会場には「元気な食をいただきます。須賀川交流会」や「元気な食をいただきます。in仙台」の様子を紹介した写真パネル、東京の「農の風景・景観コンテスト」の受賞作品の写真も展示して、食と地域を考えるフォーラム委員会の活動を幅広くアピールしました。
熱心に耳を傾ける満員の客席。
大人気!JA東京中央会の
「東京ふるさと野菜」紹介コーナー
 
 

 第1部 安全で豊かな食を守ること

シンポジウムは大きく2つに構成し、第1部では、千葉大学大学院教授の本山直樹さんと
タレントの西村知美さんを中心に、いま、多くの人が関心を持っている「食の安全、安心」についての現状を確認しました。

西村知美さん タレントの西村知美さんは4歳のお嬢さんのお母さん。
農林水産省の農業資材審議会会長を務める本山直樹さん。 本山直樹さん
 

「主婦の立場でいつも安全性は気にしている」という西村さんに、本山教授は「日本ではポジティブリスト制度(農薬が一定量を超えて残留する食品の販売を禁止する制度)によって厳しい監視が行われ、人体や環境への影響までチェックしている」現状を説明。

 

また、生産者として参加した染谷茂さん(柏染谷農場代表)は「作り手も消費者の口に入るまで責任を持つようにしている。そのためには、直売所での交流や小学生の農業体験など、現場を知ってもらう努力もしている」と話し、更に流通業者の立場で植原千之さん(イオントップバリュ株式会社)からは「独自の基準で生産物の流れを記録し、公開している。生産者の顔が見える努力を流通面でも続けたい」と消費者の期待に応える取り組みを伝えていました。

     

 第2部 ふるさとの環境と景観は守れるか〜持続可能な農村をめざして〜

  パネリストの皆さん
第2部は、パネルディスカッションとして、作家の立松和平さん、タレントの岸ユキさん、NPO法人田舎のヒロインわくわくネットワーク代表の山崎洋子さん、東京大学大学院教授の鈴木宣弘さんをパネリストに、「“限界集落”が増えている日本の農山村の現状」や「ドイツの村での地域特性やエコロジーを意識した村づくり」を例に、農村や田んぼの持つ環境への貢献や豊かな景観を守りつつ、“農”を維持するにはどんな取り組みが必要かを話し合いました。
     
立松和平   岸ユキさん
作家の立松和平さん。「衣食住のすべてが土からできている。僕にとっては、うまい酒は特に大切(笑)」   タレントの岸ユキさんは、山梨県韮崎市で農業を営む。
山崎洋子さん   鈴木宣弘さん
山崎洋子さん。「農業を手伝って、太陽を浴びて、食べて、寝て。私はこれを”人の放牧”と呼んでいます」   三重県の農家出身、鈴木宣弘教授(東京大学大学院)。専門は農業経済学。
合瀬宏毅さん   シンポジウムのコーディネーター合瀬宏毅さん(NHK解説委員)。
 
■パネリストの皆さんの主な発言は…
 
 立松さん「都市と農村の心の分断が起きている。衣食住すべてが“土から生まれたもの”ということをもう一度認識すべき。いま立ち止まって考えてみるべき」
 岸さん「私もいま都会を離れて農作業をしているのでその大変さを知っているが、汗を流した分そのエネルギーも得ている。これが大事」
 山崎さん「ヨーロッパではグリーンツーリズムが盛んで、都会の人が田舎でゆっくり過ごす時間を作っている。人は都会だけでは過ごせない。“人の放牧”のためにも田舎は必要」
 鈴木さん「中山間地があることがきれいな水、きれいな空気の源泉。これがなくなると人も自然の生態系も不都合が起こってくる」・・・と、それぞれに「現状の変化(悪化)」に警鐘をならします。
 
■パネルディスカッションでは、皆さんからこんなメッセージが発信されました。
 

 岸さん「生産者も心をこめた作物であることを消費者に伝え、消費者は農村へ汗をかきに、友達を作りに出かけてください」
 山崎さん「水、空気を作っている農山村のことをいつも気にかけ、自分のためにも田舎に放牧に来てください」
 鈴木さん「農の持つ市場性の価値はまだ評価されていない。もっと上手に売り込んでほしい。また、農山村の持つ機能への助成制度をもう一度考えてほしい」
 立松さん「生産現場の企画力、流通への取り組みはまだ足りない。都会とタッグを組めば可能性は広がる。ただ、コスト競争に農村を巻き込んではいけない。その覚悟と意識を都会の人には持ってほしい」

 

 日頃、食への関心を持つパネリストの皆さんから幅広い意見や体験からのメッセージがあり、会場一杯に訪れたみなさんにも「生産者と消費者をどうつなぐか」を考えるきっかけとなったようです。

 

食と地域を考えるフォーラム委員会の次のイベントは
「元気な食をいただきます。in 広島」。
来年の2月17日(日)開催です。ご期待ください。

 

●共催:NHK/●後援:内閣府、文部科学省、農林水産省、JA東京中央会、JA東京信連、報知新聞社/●特別協賛:JAグループ


※写真は読売新聞社の撮影によるものです。

 
 
元気な食をいただきます。

「食べもの」は体と心の健康をつくり、明日へむかう力を生み出します。「食べ方」には家族や地方それぞれの記憶があります。食の生産地と消費地をおいしさで結び、交流の和をひろげることで、日本各地の伝統・いま・これからの食を語り合い、確認し、新たな豊かさへつなげていきます。

このページの上へ
お申し込みはこちら