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イベントリポート

元気な食をいただきます。in 大阪 食と農のおいしい関係

元気な食をいただきます。in 大阪 食と農のおいしい関係

日時 2008年 10月13日(月・祝)11:00〜16:00 (開場10:45)会場 NHK大阪放送局 1Fアトリウム南側広場

 

農と食はつながっています。「食材を食べきる知恵」が守り伝えられている大阪で、生産地と消費地、子どもと大人、料理に興味のある人とレシピをつくった人が、さまざまな交流を通じて「農と食の現在」「台所の力」「農の力」を考えようとする一日。
鳥取から生産者の主婦の皆さんが、「元気な食をいただきます。鳥取いなばの食ぢから」で展示した料理を持って参加。
JA大阪中央会の皆さんは、ベジタコなどの食べ方提案や、食農教育、学校給食などを通して地産地消を推進していこうという積極的な試みを紹介。多くの方々が、それぞれの取り組みや興味を持って集まってくれました。

イベントレポート

天下の台所がほこる料理たち

江戸の頃より全国各地の食材が集まり、さまざまな調理法があみだされ、豊かな食文化を築いてきた大阪。辻学園調理・製菓専門学校の協力により大阪の特徴を表わす21品が並びました。

[だしを食べる]

船場汁、肉吸い、粕汁、うどんすき、小田巻き蒸し、かやくごはん

 

[大阪のすし]

バッテラ、箱寿司、ちらし寿司、松前寿司、鱧寿司

 

[大阪ならではの食材と食べ方]

鯨のハリハリ鍋、鰻の半助鍋、鱧と玉ねぎの炊いたん、鰻まむし、皮くじらときゅうりの酢みそ和え

 

[台所の知恵]

おからの煮物、河内のっぺ、はすね餅、じゃこ豆、じゃここうご

「うどんすきは家でも好きでよくつくる」「大阪の寿司はやっぱりきれい」「はすね餅って初めて見た」などの声も聞かれ、みなさんとても興味深そうに展示をご覧になっていました。

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いまの鳥取いなば地区の家庭料理100品を紹介

今回、大阪の食卓へ多くの生産物を届けている鳥取いなばの生産者の方々が「いまの鳥取いなば地方の家庭料理」を紹介しようと参加してくれました。らっきょう、しいたけ、大根、グリーンアスパラガス、白ねぎなど生産者ならではの料理100品が並びました。また『鳥取いなばの食ぢから〜大地から教わったおいしい食べ方〜』というレシピ集も配られました。「今度これをつくってみたい」「このお料理をつくった方は、来ていらっしゃるんですか?」「このレシピ集は献立を考えるときに役立つ」などの声があがり、生産者と消費者の料理を通じての交流がそこここで生まれていました。

  いまの鳥取いなば地区の家庭料理100品を紹介
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こどもたちに伝えたい農と食の大切さ

こどもたちに伝えたい農と食の大切さ  

さまざまな食育活動の広がりも紹介されました。泉州なす、泉州玉ねぎ、大阪ふき、紅ずいきなど大阪産(おおさかもん)と呼ばれる地場産物。河南町の「お野菜まるごと河南の日」という町内で採れた野菜をつかった給食づくりの取り組み。鳥取いなば地方の地産地消の給食メニュー。昭和20年代〜平成までの給食のサンプル。JA鳥取いなばの“農の生け花”と生産物&冷凍保存の知恵。などなどが展示され、それらのパネルを読みながらスタンプを集める『おいしいルーツ探検隊』というスタンプラリーも行われました。知っている野菜や好きなメニューなどを答えながらスタンプを集めたこどもたちには「立体食事バランスガイド」がプレゼントされました。

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お料理のうたとパフォーマンスで開幕

オープニングは「おなかのへるうた」。NHK大阪児童劇団のかわいらしい歌声と踊りに会場にいらした方々も思わず微笑み、なごやかにスタートしました。開会あいさつでは JA大阪中央会の菊井健次氏より「実りの秋、食欲の秋は、心が豊かになる季節。しかし昨今の食をとりまく環境には心を曇らせる出来事が続いています。生産者・消費者・学校での食育や給食、さまざまに食と関わる方々が、農業の大切さ・日本型の食生活のすばらしさを次世代のこどもたちに伝えつつ守っていくことを、このイベントを通じて気持ち新たにしていただければなによりです。並んでいる料理には見とれてしまうものばかり。どうぞ、楽しみつつ、何かをつかんで帰っていただければうれしいです」と熱いメッセージでステージは始まりました。

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大阪の食文化

辻学園調理・製菓専門学校の佐川進さんが、大阪の食材を生かす知恵を紹介。午前の部は「だしがつくる味の世界」です。「鱧とたまねぎの炊いたん」をつくりながら鰹と昆布の合わせだしが大阪料理の礎となっていることを分かりやすく解説。午後の「食材を生かす知恵」として「鰻の半助鍋」をつくりながら大阪の始末料理の知恵、食材の命を食べる人の命にしていただく大切さについてお話されました。

  大阪の食文化
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鳥取の食卓からおいしいメッセージ

鳥取の食卓からおいしいメッセージ  

NHK「きょうの料理」講師・渡辺あきこさんがJA鳥取いなばの生産者の方々と「いまの鳥取いなばの家庭料理」を紹介するステージ。「ブロッコリーの白和え」(釜元美優氏さん)、「大根のじゃこサラダ」(山下悦子さん)、「柿とゆずのデザート」(清水富子さん)、「白ねぎと焼き鯖のさっと煮」(山本克美さん)、「白ねぎの牛肉巻き・白ねぎの春巻き」(長谷川照子さん)、「砂丘さつまいもの超かんたん大学いも」(原田幸代さん)を紹介しました。新鮮なおいしさの生かし方、主婦ならではの工夫、思いもよらない調理法などに会場でご覧の皆さんは「へぇ、おもしろい」「これ、やってみよう」など感心されつつレシピを求める方が多くいらっしゃいました。

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なにわの野菜クッキング めんつゆ&お好みソースでおどろきレシピ

食研究家の石井達也さん・石井裕加さんによるアイデアクッキング。午前は「れんこんとしゅんぎくのサンドイッチ」「たまねぎのおひたし天ぷら風」を紹介。市販の濃縮めんつゆを上手に使って、おどろきの味わいを生み出す技を披露してくれました。午後は「じゃがいものカナッペクリームソース」「なすとシーフードのカレーライス」を紹介。お好みソースを「煮込んだ野菜に香辛料とだしが入ったもの」と考えて、お料理の幅を広げる知恵を教えてくれました。手抜きと考えるのではなく、市販のものを使いつつ、手づくりの料理を毎日つくることの大切さを伝えてくれました。

  なにわの野菜クッキング めんつゆ&お好みソースでおどろきレシピ
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鳥取いなばでの食育体験 小学生リポート

鳥取いなばでの食育体験 小学生リポート  

2008年7月27日(日)大阪教育大学付属平野小学校5年生の14名が参加した食育体験記『大阪から鳥取へ 一日弾丸ツアー』のようすを手書きの新聞とともに発表してくれました。鳥取市神戸地区・衣笠果樹団地での桃のもぎ取り体験と選別の大切さを学んだこと。地産地消レストラン“野菜畑のシンデレラ”でのランチ。「元気な食をいただきます。in鳥取いなば」でのワークショップ・行事食ってなんだ?への参加。などなど盛りだくさんの食育体験をみんなで報告してくれました。「農作物をつくっている人の話しを聞いてから食べると、おいしく感じる」「桃をつくるって、こんなに大変なんだと知らなかった」など体験を通して食べものの大切さをしっかりと感じた夏の思い出深い一日を元気に話してくれました。
別の会場ではスペシャルトーク「“キビシイ”お客が産地を育てる〜本音コミュニケーションで農業再生〜」が同時開催され、農産物を育てる立場、食す立場での本音の交流の大事さを確認するひとときが持たれました。

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■ “産地と消費地の交流活動”はさらに続きます…

今回の「元気な食をいただきます。in大阪 〜農と食のおいしい関係〜」には、 6104名の方々にご参加いただき、すてきな出会い・発見・こどもたちへの広がりもあり、盛況のうちに幕を閉じることができました。農産物の生産者と消費者が「いまの家庭料理」「地域ならではの食文化」「こどもたちへの食育活動」を通して交流し、一緒により良い食の環境を作れるよう『食と地域を考えるフォーラム』では活動を続けていきます。
次回は2009年2月に九州一の大消費地・福岡にて、さらなる交流および知恵の結集を予定しています。お近くのみなさまも、開催の際には是非ご参加ください。

 
●主催 食と地域を考えるフォーラム委員会(NHKエデュケーショナル、読売新聞社、JAバンクアグリ・エコサポート基金)
●共催 NHK大阪放送局
●後援 内閣府、文部科学省、農林水産省、大阪府、大阪市、大阪府教育委員会、大阪市教育委員会、JAグループ大阪、
JA鳥取いなば、読売テレビ
●特別協賛 JAグループ
●協力 辻学園調理・製菓専門学校
●制作協力 NHKプラネット近畿総支社
 
元気な食をいただきます。

「食べもの」は体と心の健康をつくり、明日へむかう力を生み出します。「食べ方」には家族や地方それぞれの記憶があります。食の生産地と消費地をおいしさで結び、交流の和をひろげることで、日本各地の伝統・いま・これからの食を語り合い、確認し、新たな豊かさへつなげていきます。

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